スムトコシレトコ

暮らす人の本音

Realistic & Honest

#02 佐藤さんご家族(移住者)

職場のリモートワーク化をきっかけに大好きな地へ

広之さん:斜里町を知ったのは、自分の人生を考え始め、臨床検査技師として勤めていた病院を辞めた30歳のときでした。バイクが好きで、釧路から北海道を一周しようとして北海道3泊目のときに斜里町へ寄りました。「じゃがいも亭(※1)」という民宿に1週間ほど滞在したのですが、宿のオーナーやそこで知り合った方たちとの出会いがとても印象的で、美味しいものをたくさん食べ、お酒を飲みとても楽しかった思い出があります。じゃがいも亭で知り合った方たちは、今でも繋がっていますね。

綾子さん:斜里町以外にも私の出身地である大阪府や都心から交通の便が良い長野県を検討しましたが、広之さんが斜里が大好きなのは知っていて昔から住みたいと言っていたので斜里町への移住を決めました。

※1:以久科にあった民宿(現在は廃業)

広之さん移住の決断は「えいや!」という感じで苦労せず決定しました。ただ、自分たちと娘が住める大きさの家を見つけるのにとても苦労しましたね。役場に連絡して「しれとこらぼ(※2)」を紹介してもらい、しれとこらぼでコーディネーターとして勤務されていた山本さんという方が色々な人を紹介して繋いでくださいました。そのおかげで住む家を見つけることができ無事に引越しすることができました。

綾子さん引っ越しを決めたのが小学校に上がる子どもの入学直前だったということもあり、とにかくまずは住むところ探しが優先事項でした。当初紹介された物件は単身者向けの狭い物件が多く、3人家族が住むには狭い部屋でしたので、自分たちの条件に合う物件探しが本当に大変でしたね。山本さんの協力もあり家が無事に見つかりいざ移住することが決まると、入学予定の小学校の先生方や役場の方々が手続き面ですごく協力的でスムーズに小学校へ入学することができました。

※2:斜里町にあるテレワークセンター

綾子さん:移住前は本当に仕事一筋で、ギリギリまで働いてたんですけど、こっちに来たら「楽しんだもん勝ち」っていう考え方になりました。それに、周りにはすごいことをそつなくする人たちが多くて、自分も感化されてもっとやれるんじゃないかって思うようになりました。

広之さん:斜里町へ来てやりたいことが多すぎて、あれもこれも手を出してるので、なかなか定まらないところですかね。なんでも自分で作れちゃいますし、でも、それが楽しいんです。都会の喧騒が嫌だったり、どこへでも行ける自由を求めているなら斜里町は最高です。最高の観光地がたくさんあるし、アクティビティも豊富です。町についても、都会にいるときよりも身近に考えることができて、催し物に参加することでより深く関わることができると感じています。人口が少ない地域だと都会より人付き合いが密接となり、今まで意識したり関わってこなかった町づくりに直接携わることも少なくありません。

広之さん&綾子さん:来ないと損ですよ! 自然は日本一ですし、食事も美味しい。ここでしか味わえないものもたくさんあります。斜里に興味を持ってくれている皆さんをお待ちしてます!