斜里とウトロに2店舗を構える「ビッグマートみたに」のしゃり店で鮮魚取り扱いのプロとして活躍する河口貴紀さんに「斜里で働くこと」についてお話を伺いました。
北海道池田町出身の河口さんは釧路市の大学を卒業後、札幌市でのスーパー勤務を経て、現在お住まいの斜里町のスーパー「ビッグマートみたに」にて、鮮魚部門を担当しています。
鮮魚関係の仕事を選んだきっかけを教えてください
河口さん:就職活動で内定をもらった大手総合スーパーでは鮮魚部門の配属になったのですが、実は最初は魚関係の仕事に抵抗があって辞退しました。最終的には大手食品商社の系列スーパーにて勤務することになったのですが、なんとそこで配属されたのも鮮魚部門でびっくりしました。でも、やってみると魚の魅力にどんどん惹かれていきましたね。
札幌市での生活はいかがでしたか?
河口さん:スーパー勤務時代は転勤が多かったですね。3年周期で転勤をするのですが、道内の様々な地域のスーパーで仕事を経験しました。浦河町、江別市、小樽市など、リニューアルオープンする店舗に配属されることもありました。
斜里町に来たきっかけを教えてください
河口さん:転勤で斜里町の店舗に配属され、5年ほど働きました。そこで斜里町出身者の妻と出会い結婚しました。家族が増えたことで転勤の多い今の生活スタイルに疑問を感じ、次の転勤の話が出たことをきっかけに妻の地元である斜里町に腰を据えることを決めました。
職探しは、自ら「みたに」さんへ伺い求人情報を確認しました。幸いお仕事をいただくことができ、みたにで働けることになりました。
「みたに」で働く魅力は何ですか?
河口さん:何と言っても、自分で魚を仕入れることができることです。大きなスーパーでは決められた商品を並べるだけですが、「みたに」では自分の裁量で仕入れができるので、やりがいを感じています。特に斜里市場に上がる魚の鮮度の良さと安さが魅力的なので、そういった魚を介してお客さんと近い距離感でコミュニケーションを取れるのも楽しいですし、皆お店のために頑張っていて、人にも恵まれた職場だなと感じます。
斜里町での暮らしはいかがですか?
河口さん:都会と比べて時間の流れがゆっくりで、マイペースに生活できます。子どもたちも自然の中で安全に、のびのびと育っています。妻の両親も近くに住んでいるので、子育てのサポートも受けやすく、とても助かっています。