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Work style

#02 多田さん(学校給食センター)

自然体で働く多田さんの暮らし

斜里町生まれ斜里町育ちの多田さんは、高校卒業後恵庭市の大学で管理栄養士の資格を取得し、現在は斜里町学校給食センターで事務職員として働いています。学生時代に感じた「食」に関わる仕事への憧れ。そして子育てしやすい環境を求めてUターンした多田さんに、斜里町での仕事と暮らしの魅力についてお話を伺いました。

多田さん:漠然とですが、高校生の頃に「給食のおばさん」になりたいと思ったので、恵庭市の大学に進学し管理栄養士の資格を取得しました。大学で栄養士の仕事について学ぶうちに、給食の大切さを改めて実感しました。

多田さん:大学卒業後のタイミングで、付き合っていた方(現在の夫)が斜里町で家業を継ぐことになり、Uターンすることを決めていました。そのまま斜里で働きたかったのですが、管理栄養士として働ける職場がなかったので、少し離れた標津町の老人ホームで4年間管理栄養士として働いていました。夫は斜里に住んでいたので、お互い斜里と標津を行き来して会っていましたが、私は斜里にある実家が好きだったので、当時は毎週斜里に帰っていましたね。
そして、結婚を機に老人ホームを退職し斜里町に戻ってきました。

多田さん:給食センターで事務作業を中心に仕事をしており、人手が足りない時は納品される食品の簡単な検品作業なども行っています。現在は管理栄養士として直接レシピを作成するなどの実務に携わることはありませんが、栄養士さんと調理員さんと一緒に、子どもたちにたくさん食べてもらえる栄養満点の給食をいかに提供できるか調整を行うことも私の大切な仕事のひとつです。

多田さん:給食センターの昼食は学校の給食と同じなので、子どもと同じ給食を食べられるということですかね。家に帰ったら今日の給食は美味しかったねと、感想を共有できるのが楽しいですし、この仕事の魅力のひとつだと感じます。大人になってからは給食を食べることがないので、特別感もあります。

多田さん:子育てしやすい環境が魅力です。予防接種や医療費の助成など、子育て支援が充実しています。子どもたちも自然の中で伸び伸びと育っています。先日札幌に旅行に行きましたが、都会の人の多さに圧倒されてしまい、子どもたちも早く帰りたいと言っていました(笑)。斜里町では子どもたちだけで安心して外で遊ばせることができるので、親として安心感があります。斜里町は自然豊かですし、子育てにも最適な環境だなと感じます。私も子どもの頃から斜里町が大好きで、他の場所に住みたいと思ったことはありません。たまに旅行で都会に行くのが丁度良いです(笑)